皆さんは筋トレ前の食事が重要だということはご存知でしょうか?
筋トレ後の30分間はゴールドタイムと呼ばれ、この間にプロテインを摂取すると効率的に吸収できるとされています。
これについてご存知の方は多いかと思いますが、実は、筋トレ前の食事もとても重要になっていきます。
このポイントをおさえることで、より効率的に筋肉を付けることができるようになります。
1.筋トレ前の食事について
筋トレ前に食事をすることは推奨されていません。
食後の筋トレは消化不良などが起こりやすく、吐き気が起こる場合や消化器に負担をかけることになります。
いくら負荷をかけろといっても、これはあまりにも身体にダメージを与えてしまいます。
それでは空腹時ではどうなるかというと、今度は筋トレをするエネルギーが不足してしまいます。
人はエネルギーが不足すると、筋肉や肝臓に蓄えられたエネルギーを使い始めます。
エネルギーが使われると筋肉が減っていき、筋肉量の低下や基礎代謝の低下に繋がります。
このように身体の組織を分解、破壊することを「異化(カタボリック)」と呼ばれています。
カタボリックが起こると、せっかく筋トレをしているのに筋肉が付かないという状況に陥ります。
2.カタボリックを防ぐ方法
カタボリックが起こると筋肉が減っていきます。
それを防ぐ方法は、
- エネルギーを摂取する
- アミノ酸を摂取する
この2つが簡単にカタボリックを防ぐ方法になります。
2−1.エネルギーを摂取する
ようやく本題に入りますが、筋トレ前の食事はカタボリックを予防するために重要になっていきます。
しかし、普通の食事を取ると消化器に負担をかけるため、軽食を取るということをオススメします。
おにぎりやinゼリーのようなものでも良いですが、カロリーがしっかりと発生するものにしましょう。
筋トレ食として、バナナがオススメです。
バナナのカロリーはご飯一膳の約半分で、豊富なビタミンや糖類がバランス良く入っています。
消化もよく、筋トレ中に消化不良を起こすといったのも防ぐことができます。
2−2.アミノ酸を摂取する
トレーニング中は血中アミノ酸濃度が低くなってしまいます。
このアミノ酸値が低くなることがカタボリックを引き起こすことが分かっています。
なので、トレーニング中にアミノ酸値を高くする必要があります。
よくジムでジュースのようなものを飲んでいる人を見かけることはないでしょうか?
トレーニング中に飲むものとしてBCAAという必須アミノ酸が有名です。
BCAAとは、「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」の総称です。
バリンは、筋肉強化と疲労回復など
ロイシンは、タンパク質の分解を抑制など
イソロシンは、肝臓機能の強化と血管拡張など
これらの効果が科学的に明らかになっています。
そのため、カタボリックを防止する意味や筋トレの効果を効率よく引き出すために、筋トレ前の食事には適度な食事とBCAAを摂取すると良いです。
3.まとめ
今回は、筋トレ前の食事について紹介しました。
筋トレ前には、バナナなどの軽食を取り、BCAAやEAAといった必須アミノ酸を摂取することでカタボリックを防ぐことができます。
カタボリックを防ぐことできれば、効率よく筋肉を成長させることができるほかに、BCAAでは筋トレによる疲労回復を早める効果があります。
筋トレで目標の身体に少しでも近づくために、筋トレ前の食事にも気をかけてみてはいかがでしょうか?