イベントやスタジオのコスプレ撮影にて、カメラマンさんの参加費は「レイヤー負担」か「カメラマン負担」なのかどうするべきか…
コスプレイヤー初心者からベテラン問わず、悩むことってありませんか?
この話題は賛否両論分かれるので「コスプレ学級会によく挙がる」ネタです。
今回は「カメラマンの参加費について、レイヤー負担なのかカメラマン負担なのか」について、自分なりの考えをまとめました。
撮影に到るまでの経緯による
コスプレ撮影はイベント中や併せのアフターなどなど、色んな状況で決まります。
スタジオなどの参加費用については、それら撮影予定が「どのような経緯」で決まったのかによって負担する側が異なります。
- レイヤーからカメラマンに撮影を依頼する
- カメラマンからレイヤーに撮影を依頼する
- カメラマンをSNSで募集する場合
これまでコスプレ活動をしてきて、これらを経験してきました。
レイヤーからカメラマンに撮影依頼をした場合
レイヤーから「このキャラを撮ってほしい!」「この作品の併せ撮影をお願いしたい」という場合には、レイヤーが負担するのが無難です。
カメラマンからレイヤーに撮影依頼をした場合
カメラマンがレイヤーに「撮影させて欲しい」といった場合には、カメラマンが負担する方が無難です。
しかし、キャラや衣装の指定まで決まっている場合の話です。
撮影するキャラについて、レイヤーの好きなジャンル、男装・女装の縛りがなく、なんでもOKな場合には、「折半」が無難です。
カメラマンをSNSで募集する場合
よくツイッターやコスプレ系のSNSにて、カメラマンを募集が掲示されます。
このようにSNSでカメラマンを募集する場合には、引き受けて貰える可能性を高めるために費用はレイヤー側で負担するのが良いです。
トラブルにならないためには?
撮影日よりも前に”費用”を相談する
スタジオ代を「折半」にするか、事前にレイヤーとカメラマンで話し合うことが大切です。
撮影予定を決める最初の段階で、カメラマンから「スタジオ代折半になりますが・・・個撮をお願いできますか?」とレイヤーに確認することはあると思います。
しかし、カメラマンからレイヤーに撮影をお願いして、撮影前日などのギリギリに「折半!」と言われると・・・レイヤーとしては「えっ?」と反応が変わります。
もちろん、レイヤーの場合も同様です。
必ず、費用については撮影日よりも前に相談しておきましょう!
困ったら”折半”にする
「カメラマンからレイヤーにお願いする」「レイヤーからカメラマンにお願いする」など経緯で変わるとはいえど・・・正直迷いますよね。
このような場合には、いっそうのこと「折半」にするのが無難です。
なぜなら、費用を負担したことで”払った側が優位性を感じやすい”からです。
例えば、レイヤーがカメラマンの参加費を負担した場合、カメラマンが撮影した写真が1枚も気に入らなかったとしましょう。
この時にレイヤーとしては「スタジオ代全額払ったのに使いたい写真が1枚もない・・・」と不満が出てくるでしょう。
逆に、カメラマンがレイヤーの費用を負担したとしましょう。
カメラマンが撮りたい作品・キャラクターや構図などレイヤーが期待に添えなかった時は、「スタジオ代全額払ったのに撮りたい写真撮らせてもらえなかった」など不満が出てきます。
このように「お金を払ってお願いしている」という気持ちが出てくると不満が出てきます。
そこから後々トラブルに発展する可能性が大いにあります。
トラブルの予防策というわけではありませんが、”折半”にすることでお互いに上手くいかない時でも「お互いに負担してるし…」とトラブルになりにくくなります。
撮影の規模による
大型の併せでは、カメラマンが複数のレイヤーを相手にするわけですから、体力的にもかなりハードになります。
また少人数の併せと異なり、撮影機材が多くなります。
ある意味、趣味を超えて”労働”です。
そのことを考えるとレイヤー側での負担が無難です。
最終的にはレイヤーとカメラマン次第!
この場合にはレイヤー負担。その場合にはカメラマン負担・・・など色々まとめてきましたが、最終的には”レイヤーとカメラマン”次第なのです。
エリ狐がよく創作撮影でお願いしている、とあるカメラマンさんのお話です。
スタジオ代を払おうとすると・・・「自分も使わせてもらいたいし、エリ氏の妖狐が撮影したいから。コスプレイヤーと同じ立場で撮影したいから自分で払う」と言われたことがあります。
このことから、自分が負担すると言って上の立場になっているつもりはありませんが、自分が逆の立場だと「レイヤーに雇われている」というような気持ちになってしまうかも??と思いました。
確かに負担してもらったら心のどこかで「相手の理想のポーズをしなきゃ・・・」「相手の望む写真を撮らなきゃ・・・」などなど変な意識が湧くかもしれないと思いました。
逆にこのような「対等な立場」の方がフランクな撮影となり、最終的にはお互いにいい撮影になるのではないかと思います。
最終的にはレイヤーとカメラマン次第です。
ここにまとめた話はエリ狐の個人的な考えですので、コスプレ界の決まりごとではありません。
人によって考え方が異なるように、それぞれ”認識”がバラバラです。
これらの相違よりトラブルに発展させないためには、お互いに「しっかり話し合う」ことが大切です。
特にスタジオ代といった「お金」のやりとりは絶対モメるので、めんどくさがらずにしっかりと話し合いましょう!!